2019.06.20 Thursday
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金沢駅の鼓門の下には赤の幔幕と前田家の剣梅鉢の模様の入った旗が飾られていた。6月初めに開かれる百万石まつりのムードが盛り上がりつつある。
百万石まつりのメインは、前田利家が金沢中に入城するさまを再現した行列であるが、加賀鳶や城下の町の祭りの出し物などが加わり内容は賑やかである。金沢にとっては織田信長勢に征服された日であり云々という向きもあるが、今となっては金沢の礎を築いた記念日ととらえればよかろう。
新幹線が開業した今でこそ金沢は賑わっているが、少し前までは観光客が思ったより増えない時期が続いた。唯一百万石まつりの観客が毎年40万人だったのが目立ったが、これは観光客というよりは地元民の参加があったからである。
富山に「越中おわら風の盆」があり、これが哀愁を帯びた独特の雰囲気があり人々の心をとらえ、なかなかの根強い人気をもっている。
百万石まつりはこの後塵を拝しているとみられて、祭りの議論にはいつも風の盆が引き合いに出された。
富山県民は何かというと石川県を引き合いに出すようだが、石川県民は富山のことを比較の対象にはほとんどすることはない。ただ一つもち出されたのが、風の盆である。この頃はそうしたことも口にしなくなったと、まつりを控えて思い出した。
百万石まつりがある6月は梅雨入りのときであり、毎年のように雨の心配をしていた。以前は6月の第2土曜が行列の日であったからなおさらだが、その後現在の第1土曜に、1週早めて行うようになった。
これがあたって雨の心配は少なくなったが、相手は自然であり、いつ雨となるのか主催者の金沢市の担当者は胃が痛くなる思いだろう。
私にとっては百万石まつりイコール梅雨入り、そんなイメージが浮かんでくる。
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