2019.06.20 Thursday
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JUGEMテーマ:幸福に生きる
去年の引越しの時に、蔵書は200冊ばかりに大幅に整理した。
新居に移って以降、読みたい本は極力図書館を利用している。
それでも本は増える。
本棚には漱石全集、28冊+別巻が並んでいる。これだけはと全部揃えて持ってきたが、小説だけを残して、半分くらいにしようかと思う。
スペースの関係もあるが、大げさにいえば人生を整理するという意味もある。
全集の1冊ずつには月報がついており、あわせて漱石の絵や書が入ったしおりがあった。
月報には、すきな「門」や司馬遼太郎、村田喜代子などの興味のありそうな文章がのっているものがあったので、それらは読んでから捨てることにした。
今は大学で同じクラスにいた佐藤雅美の時代小説を読むなど、半年ほど漱石から離れているが、間もなく漱石の小説のいくつかを、また飽きもせず読むことになるだろうという予感がする。
「門」のほかには「行人」、そして「三四郎」などとなろう。
読み返すごとに、それまでとは違った面白さが伝わってくる。魅力ある小説にはたまに出あうが、いつ出合うかわからない。残された時間を考えると、漱石重点でやっていれば失敗がない。
全集を整理して、私自身なりの厳選漱石全集作ってみようか。